
岬オーガニック
岬オーガニック

岬オーガニックは、大分県豊後高田市にある有機農園で、2016年までに有機JAS認証取得準備、2017年3月に有機JAS認証を取得し本格的にスタートしました。圃場面積は合計4haで、そのうち半分程が有機JAS認証を受けています。今年は新規就農希望者の受入準備に時間を取り栽培面積は70a程になりました。主な栽培品目はじゃがいも、さつまいも、落花生、自然薯、しいたけ、バジル、なばな、ニンジンなどです。生産物は、オーナー自身が代表者を務める豊後高田市の直売所「小田原ふるさと市場」での店頭販売に加えて、同店のネット販売を通じて全国の方に向けてもお届けしています。また、地域の農家さんの野菜を、ふるさと納税の返礼品として全国に届けるお手伝いも行っています。漁師の組合員として4月1日から5月初旬までヒジキ漁を行っています。




生産者さんインタビュー

農業を始めたきっかけは何ですか?
大分県豊後高田市の豊かな自然と共に育ち、子どもの頃から自然が大好きでした。そのため、なんとなく農業をしたいという気持ちは漠然とありましたが、将来は農業をすると決心したのは23歳の頃でした。
現在特に力を入れていることはありますか?
農業設備を整えることで、将来に向けた投資や効率化に力を入れています。今後は、新規就農希望の方向けに農園の設備をレンタルできるようにして、初めて農業に触れる方のハードルを低くできれば良いなと考えています。
将来の目標を教えてください。
農業売上高1000万を目標にしています。そうなれば新規就農者も1000万の売上高になる可能性があるからです。遅くても令和10年までに受け入れを行いたいと思います。コロナ渦を経て、農業は女性が活躍できる仕事としてのポテンシャルが高いのではないかと考えました。そこで、岬オーガニックの空いている農地を利用して、女性を中心とした農業組織のような仕組みを作り私は海へ行こうと思っています。

岬オーガニック 諸田文範
大分県豊後高田市出身。20代前半で農業の道に進むことを決心。バイトをしながら農業を学び、2016年準備が整い本格的に農業を開始。

岬オーガニック
農園のこだわり
当農園では、土づくりよりも販売先の確保にこだわっています。現在肥料が比較的必要のない作物を選択し栽培しているためあまり肥料のことは考えません。農業人生で、肥料、農薬の名前を覚えるのではなく、どうすれば使用しなくてもよいかに時間を使おうと思っています。状況にもよりますが土づくりは7年前後以降無肥料栽培を目標に1ヶ所ずつ終わらせています。どうしても必要な時は米ぬかを中心に緑肥、枯れ草、くん炭を入れます。トラクターについては新規の畑に最初だけ使用し、それ以降はトラクターを使用しない農業を考えています。農家にとって1番大切なことは自分が納得した金額で販売できるかどうかだと思っています。出来れば皆さんに深い味を感じて頂ければと思います。
主な作物




落花生

自然薯

さつまいも

じゃがいも
出荷スケジュール

自慢の落花生



生産者さんから一言
今年、この畑は初めて栽培し草の管理が出来なかったのですが、思っている以上に農業は難しくなく、作物を選び、草さえ生やさなければ誰にでもできるのです。“自分で考え、行動し、責任をとる“ こういった仕事に興味がある女性は、ぜひ岬オーガニックの農地で、まずは農業体験から始めてみませんか?

千葉産の種を購入し有機栽培で育てた落花生です。落花生は乾燥させたものを煎ったものがポピュラーだと思いますが、当農園では生の状態で販売しています。おすすめの食べ方は塩ゆでです。生の状態でも5日間は保存可能で、ゆでたものを冷凍保存すれば1か月程保存が利きます。
