豊後高田オーガニックファーム

豊後高田オーガニックファーム

豊後高田オーガニックファーム

豊後高田オーガニックファームは、大分県北部に位置する豊後高田市で有機JAS認証を取得して有機栽培に取り組んでいます。圃場面積はおよそ2ha。初期の頃は少量多品目で、年間30品目程を栽培していましたが、現在では年間4品目にまで絞り、低価格・大ロット・安定出荷を目指す方向性にシフトしています。春はジャガイモ、夏はオクラ、秋はサツマイモ、冬はニンジンを栽培しており、収穫された作物の一部は市内の学校給食にも提供しています。特に、ニンジンとサツマイモは糖度がとても高いことで評判です。野菜づくりのこだわりは「良いものを安くつくる」。人件費などの、削ることのできる支出はとことん追求して削減します。また、作業の順番や移動経路など細部にわたって最適化を図ることで、単位面積あたりの収量を約3倍にまでアップさせることに成功しています。現在は機械化なども進め、さらなる効率化を図り、販路拡大に向けた取り組みを進めています。

生産者さんインタビュー

農業を始めたきっかけは何ですか？

田舎に移住したことをきっかけに仕事として農業を考えました。移住直前まで無農薬野菜を栽培していたため、自然と有機農業を始めたいと思いました。

現在特に力を入れていることはありますか？

秀品率（反収）を上げることと、販路拡大に力を入れています。農業の機械化に長けている熊本県や、秀品率に長けている長崎県などから、それぞれの良いところを学び、自身の農業に取り入れるようにしています。

将来の目標を教えてください。

自身のノウハウを地域の新規就農者などと共有し、後進の育成に携わっていくことです。また、作業を効率化することにより家族の時間を大切にしていきたいも考えています。

豊後高田オーガニックファーム　斎藤貴博

北海道出身。雪が降らない地域を求め、2013年にのどかな風景と温泉に惹かれたことに加え、子育て支援が充実していたことから、豊後高田市に移住を決心。趣味は旅行と温泉巡り。

豊後高田オーガニックファーム

農園のこだわり

甘くて栄養価の高い野菜を作るために、肥料として海藻や緑肥はもとより、ビタミン、ミネラル分も用いて栄養価、味の向上を図っています。感覚頼りではなく、科学的な根拠に基づいて土壌を分析しているため、安定出荷が可能となり、味にもかなりの自信があります。また、学校給食に提供するなど地域との繋がりも大切にしています。今後も独りよがりにならず、周りの方への感謝の気持ちを忘れずに、有機農業で育った美味しい野菜で貢献します。