ヒャクマス

ヒャクマス

ヒャクマスは大分県南部の臼杵市野津町に位置しており、中山間地域に合計1町7反もの圃場を有しています。2015年から、様々な作物を夫婦二人三脚で育てています。元々、自給自足を目的として野菜を中心に栽培していましたが、現在は果実の栽培・加工に力を入れています。特に人気なのが農薬・化学肥料不使用の「山のキウイ」や、「森のブドウ」です。野菜も年間70~80種を生産しており、キクイモや黒ニンニク、マコモタケを始めとするすべての野菜は、有機JAS認証済の圃場でつくられています。加工品としては「キウイソース」や「自然栽培の梅干し」、「マコモ茶」を製造しています。果物や野菜、米(自然栽培黒米)、加工品はヒャクマスオンラインストアで全国から注文することができます。

生産者さんインタビュー

農業を始めたきっかけは何ですか?

元々造園業を営んでいましたが、自然に関心があったこともあり、畑を借りて自然農法で野菜を作るようになったのがきっかけです。その後、人間と自然が共存し持続可能な暮らしを送る「パーマカルチャー」という思想に出会い、本格的に大分県臼杵市で農業を始めました。

現在特に力を入れていることはありますか?

今できることを精一杯やっていくことが最も大切だと思っています。時代によって求められる農業の形は移り変わっていくため、その時々に合ったことを実践していきたいです。

将来の目標を教えてください。

自給自足できる暮らしを継続していくこと。そのために、今よりも余裕をもった、ゆとりのある栽培を確立させることが目標です。また、今後は多くの人に有機の良さ・魅力を広めていきたいです。そのため、農作業を通して有機作物を作る喜びを知ってもらう機会をつくれたらよいなと考えています。

ヒャクマス農園 増田一之

1976年生まれ、静岡県焼津市出身。2015年、野津への移住した当初は自分が食べる分の野菜を育て、造園業を続けるつもりだった。しかし、後継者がいない圃場を引き継ぐうちに、次第に生業が農業へと移行。現在は主に妻と二人三脚で農作業をこなす。

ヒャクマス

農園のこだわり

農法について
周りの自然環境と共生し調和したいという思いで、全ての圃場で農薬化学肥料、除草剤などは一切使用していません。基本は不耕起栽培で、多種多様な雑草が土を耕し、その根に着く微生物たちが、土地を豊かにしてくれます。自然に沿った栽培をしているので、多くのミネラルとエネルギーがぎゅっと詰まった味の濃い果物や野菜が育つのです。一般的な慣行栽培と比べると収穫量は少なく労力もかかりますが、自然に無理のない永続できる農業にこだわっています。
認証について
当園は臼杵市長が認証した「ほんまもん農産物(金)」を取得しています。また、一部の圃場を除いて有機JASも取得しています。

主な作物

キウイ

ぶどう

うめ

マコモダケ

出荷スケジュール

自慢のキウイ

生産者さんから一言

目指すのは食べた人が元気になる食べ物です。安全で美味しいのはもちろん、しっかりエネルギーとして作用し、免疫がつくような、そんな野菜を作るために頑張っています。願わくは、これからの将来を担う子供たちが、環境について考え、学んでいくことができる場が増えていけばいいなと思います。

ヘイワードという品種で、酸味と甘みのバランスが良く、味が濃いと好評です。一般的に市場に出回っているキウイは人工的な甘みですが、有機のキウイは果実本来のさっぱりした甘みを楽しむことができます。また、皮ごと食べることができるのも有機特有の魅力です。皮ごと食べることで、食物繊維が約2倍、葉酸・ビタミンCは約30%多く摂取することができます。また、キウイを贅沢に使用し、有機砂糖と有機リンゴ酢のみで仕上げたキウイソースの販売も行っています。