たねこふぁーむ

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大分県豊後高田市で約1haの耕地に水稲、スイカ、カボチャ、メロンなどを栽培しています。約30aの水田では無施肥で水稲栽培を行っています。約70aの畑では施肥は元肥のみで、少量の堆肥を使用しています。現在、有機JAS認証を取得しており、地域の直売所など、近場を中心に販売しています。収穫された作物は、昔ながらの懐かしい味わい、食べ物がもつ本来の自然な味わいがあります。自然を守りながら自然を味わうことにこだわりを持って作物を育てています。

生産者さんインタビュー

農業を始めたきっかけは何ですか?

もともと農業に関心がありいずれ自身でも、との思いを抱いていましたので、かつて専業農家だった妻の実家のある当地で就農することとなりました。先代のゆかりもありましたが、ほぼ独学で始め現在に至っています。

現在特に力を入れていることはありますか?

最大限自然の地力を生かすため、耕起や施肥は最小限に抑えるよう心がけています。農業の奥の深さは、同じ経験を二度できないことだと思います。日々変化する環境と向き合いながら、毎日スタートラインに立っているという気持ちで試行錯誤を続けています。

将来の目標を教えてください。

自然と人間とのつなぎ目、結節点を担う役割の一つとして、農業を営んでいけたら良いなと思います。

たねこふぁーむ 代表者 植田至紀

関西出身。妻の実家がある大分県豊後高田市にて独学で就農。2010年から豊後高田の特産品である白ネギの慣行栽培を始める。2017年には有機JASを取得、水稲、スイカなども栽培。

たねこふぁーむ

農園のこだわり

田畑は耕し過ぎないこと
耕さず肥料もやらず自然に任せるのが究極の理想ですが、残念ながら現実は厳しいものです。ただ僅かでも自然のありように近づけるため、耕起は最小限におさえ、田畑を触りすぎないよう心がけています。とくに畑は連作を控え、適度の休ませる期間をつくることも心掛けています。
種から育てること
育苗から有機栽培を実現するために、自家採種はもちろん有機が確認できる種を購入して育てています。

主な作物

水稲

スイカ

かぼちゃ

メロン

出荷スケジュール

自慢のスイカ

生産者さんから一言

昔と比べて花粉症やアトピー、アレルギーなどで苦しむ人が増えているように感じます。自然由来の食べ物がもっと普及していけば、そういった人々が減るのではないかと思いませんか?だから私は、現代の食文化には有機農業が必要だと考えます。

当農園のスイカはいわゆるF1種と呼ばれる種を使用せず、在来種を取り寄せ、播種から行っています。品種はクリムゾンスイートとシュガーベイビーです。スイカ本来の甘みが自慢で、とてもジューシーな味わいがあります。